ショパンコンクール2021♪反田恭平さん日本歴代最高2位!
update:2021.11.06
5年に一度開催されるショパンコンクール。
昨年コロナのため延期となり、今年6年ぶりの開催となりました。
3次予選に日本人が5人も残り、ファイナルに進んだ反田恭平さんと小林愛実さんが揃って入賞と、日本人が大健闘!
今回は、日本で50年ぶりの歴代最高2位という快挙!を成し遂げた、反田恭平さんについて調べてみました♪
◆反田恭平さんのプロフィール
◎札幌生まれのサッカー少年
1994年に札幌で生まれたという反田恭平さん。
幼稚園の年長の頃に道外移住するまでは、札幌で暮らしていたそうです。
子どもの頃はサッカー選手を目指していました。
けれども小5の時サッカーの試合中に右手を骨折し、トラウマからサッカーへの道を断念してしまいます。
◎11歳から本格的にピアノを練習
運動会の応援団長をするなど、活発な男の子だった反田恭平さん。
4歳からピアノに触れていたようですが、11歳の頃から本格的にピアノを始めたようです。
その後、小6と中1のときに本物のオーケストラの指揮者を体験して感動したことがきっかけとなり、本気でピアノと向き合うように!
◎21世紀のリスト
反田恭平さんの父親は、経済的な理由などからピアノの道へ進むことに反対していたようです。
ピアニストとしては遅いスタートをきった反田恭平さんでしたが、父親に認めてもらうためにも、真剣にピアノの練習に励みました。
すると、、、
・2012年 高校在学中に第81回日本音楽コンクール第1位入賞
・2015年 イタリアのコンクールで優勝 CDデビュー
華々しい活躍により、「21世紀のリスト現る」と絶賛されるように!
◎音楽系の大学へ入学
ピアノの道へ進むことに反対していた父親も、反田恭平さんが日本音楽コンクールに優勝したことを受けて音楽系の大学への入学を許してくれたようです。
反田恭平さんは、特待生として桐朋学園大学に入学。
その後、日本人初の最高得点の首席で、モスクワ音楽院に入学しています。
◎道産子アーティストとして紹介
反田恭平さんは札幌生まれということから、2017年1月1日の北海道新聞で、『飛躍が期待される道産子アーティスト』として紹介されていました!
当時の記事によれば、、、
小さい頃から「のだめカンタービレ」と「ピアノの森」が大好きだったようです♪
◎「ピアノの森」の吹き替え演奏担当
「ピアノの森」が2018年春からTVアニメ化され、主人公の師・阿字野壮介役の吹き替え演奏を反田恭平さんが担当!
今回のショパンコンクール受賞にあたり、『ピアノの森が現実世界になった』と話題になりました♪
◎コロナ禍の活動
2020年に入ると、コロナ禍でコンサートの延期や中止が続きました。
そんななか有料配信や自身でラジオを始めるなど、クラシック界の活性化に向けた積極的な働きを行います。
◎F.ショパン国立音楽大学に在学中
現在は、F.ショパン国立音楽大学(旧ワルシャワ音楽院)研究科を修了し、同大学研究科(3期目)でピオトル・パレチニに師事しています。
◆反田恭平さんがショパンコンクールに入賞できた理由とは?
◎綿密な下調べ
自身の演奏プログラム構築のため、ショパンコンクール過去2回分・800名近い全参加者の曲を事前に調べていました。
どの曲で通過した人が多いのか、どのような方が審査員なのか、全てチェックしたようです。
◎人生で一番練習
ショパンコンクールに向けて、人生で一番ピアノを練習したという反田恭平さん。
しかし、ミスタッチをしないことよりも、実はスター性やカリスマ性が大切とのこと。
感情を揺さぶるような演奏をすることが大事なことだと話します。
◎肉体と髪型を改造
日本は音響がしっかりしているようですが、オペラ劇場などでは音が隅々まで届かないことを懸念していました。
また、身長2メートルのピアニストの奏でる音に近づけるための手段として、2年前から肉体を改造。
ジムに通い、今回のショパンコンクールには万全の体系で臨めたようです。
容姿についても、海外の人に覚えてもらうため髪型をサムライ風に。
今回入賞できた背景には、数々の戦略があったのですね。
最後に、某インタビューのなかで話されていた言葉をまとめました!
◎ピアノ上達の秘訣
ただひたすらピアノを弾く練習だけではなく、次のような時間を持つことも大切。
・鍵盤に触らず楽譜を読む
・楽譜を絵画や図形のように見る
・映画を見たり本を読んだりして感性を育む
◎メッセージ
・夢は願い続けていれば叶う
・目標は高く設定することが大切
・努力する過程が大事
・可能性があれば全力で
・自分を信じて強くあれ
◆「ピアノをぜひ続けて欲しい」
ショパンコンクールでの日本人の功績がメディアでも多く取り上げられたことで、改めてクラシックの魅力に触れたという方も多いのではないでしょうか。
反田恭平さんは、以前ピアノを習っていた方へ向けて、「ピアノをぜひ続けて欲しい」とも話されていました♪
「ピアノをもう一度習ってみようかな?」「ピアノを習ってみたい!」などと思った方は、まずは体験レッスンから始めてみませんか♪